多摩・都埋蔵文化財センターを見学 西東京市郷土文化会

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西東京市郷土文化会の6月例会は4日、多摩市の東京都埋蔵文化財センターとパルテノン多摩歴史ミュージアムで行われた。31人が参加した。
 都埋蔵文化財センターは多摩センター駅に近く、年間約2万人が訪れるという。稲城、多摩、八王子、町田の4市にまたがる広大な多摩ニュータウン地域の、旧石器時代から江戸時代までの遺跡からから出土した土器などを常設展示している。今年度は「縄文人のおしゃれ」と題した企画展を開催中だ。
 館内見学に先駆け、野外の「縄文の村」で、復元した約6千年前の竪穴住居や湧水を見た=写真。約25年前に遺跡の上に土を盛り、トチノキ、コナラなど縄文時代の約50種の植物を植えたという「村」は雑木林に育っていた。
 多摩市文化財団が運営する歴史ミュージアムでは、半世紀前に人口1万人だった多摩丘陵と開発が進んだ1999年に15万人が住むようになった地形の立体模型や、丘陵の開発から多摩ニュータウンの誕生、高齢化などで再生に向かう現状をパネルと文書などの史料を展示していた。7月8日まで写真を中心とする企画展「多摩ニュータウン 建設と重機」が開かれている。入場無料。