<西東京市議会> 校庭芝生化、芝久保小で終了

 今年度の一般会計予算案を審議する西東京市議会の予算特別委員会は6月18日も質疑を続行した。教育費や土木費、農林費、商工費など第2区分の補足説明をめぐり、石田史行(みんなの党)、坂井和彦、石塚真知子(以上改革フォーラム)、石田裕子生活者ネット)、納田さおり(無所属)、大林光昭(公明党)、保谷清子(共産党)、小林達哉(自民党)の各氏が市側の考え方などをただした。
 市側の主な答弁は次の通り。イメージ 2
▼(初の自転車専用レーンについて)3月6日に西東京郵便局前の市道に自転車専用レーンを設置した。青い塗装がわかりやすくて良いという評価の一方で、駐車してレーンをふさぐ車が特に夜間多く、専用レーンを逆走する自転車も少なくない。4月に注意を促す看板を立てたが、効果は薄い。利用者への周知にはもう少し時間がかかるだろう。警察には駐車禁止の指導の強化をお願いしている。調布保谷線にも2番目の専用帯ができたが、さらに増設するかは、様子を見たうえで警察と相談したい。
▼(学校の動物飼育について)都獣医師会の協力を得て、市内19小学校のすべてで動物を飼育している。17校はモルモットやウサギ、ニワトリなどを飼っており、魚だけなのは2校。土日には保護者が飼育を手伝っている学校が4校ある。
▼(今年の成人式が大雪に見舞われ、晴れ着姿の女性が困ったことに対して)保谷庁舎の食堂を借りて待機できるようにするなどの方策を検討する。
▼(都市農業の普及啓発に使うファームカーの導入をめぐり)納車が今年度末と見込まれるので、実際に利用するのは来年度になる。車の活用について今年度内に東大生態調和農学機構(旧東大農場)と協議したい。
▼(小学校の校庭の芝生化をめぐり)今年度実施を予定している芝久保小でイメージ 1いったん終了する。都の補助事業として平成20年度から試行して5校目となる。スプリンクラーや井戸などの整備で1校当たり約5千万円の工事費がかかる。今後については都の(補助制度の)動向を見て新たに検討することになる。(左の写真は芝生化した谷戸小の校庭)
 
▼(賛否両論のある2学期制をめぐり)2学期制は平成15年度から始まり10年を経過した学校もある。どう方向づけるかは今年度の大きな課題だ。教育委員会に諮り、保護者とも意見交換して方向性を決めていきたい。
▼(小規模な公園にミニドッグランを整備できないかとの質問に)ドッグラン設置には(1)民家から一定の距離がある場所(2)駐車場の確保(3)ボランティア団体等の協力(4)緊急連絡への対応(5)近隣住民の理解――の5つの条件を満たす必要があり、現状ではドッグラン設置は難しい。公園の使い方は慎重にしなければならず、いろいろな形について検証していきたい。