清瀬のヒマワリ、新座のキツネノカミソリ 真夏の花を巡る

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 西東京市ウオーキング協会の8月例会は20日、東京都清瀬市の「ひまわりフェスティバル会場」や埼玉県新座市の「市場坂キツネノカミソリの里」=写真=などを巡る約10キロのコースで行われ、19人が参加した。

 清瀬のひまわりフェスティバルは10年目。個人の農地に約10万本が植えられ、今年のフェスティバルは19日から93日まで。

この日は日曜日とあって西武池袋線清瀬駅北口から無料のシャトルバスが運行されていたが、会員たちは午前920分ごろ、北口を徒歩で出発。新小金井街道、ひまわり通りを歩き、10時すぎに会場に着いた。

主催者側の話では、この時点で4分から5分咲きで、週末は見ごろになるのではないかという。すでに家族連れや若いカップルなどが大勢訪れ、見晴台や畑の中などお気に入りのポイントで写真を撮っていた。自由時間は20分間あり、野菜の直売所で値段と品物を見比べたり、ウリの試食を楽しんだりする人もいた。

隣接する新座市の総合運動公園内のヒマワリ畑は見ごろが過ぎ、すべて種の重みで頭を垂れていた。

野火止用水の流れに沿う本多緑道、関越道をまたぎ平林寺堀から陣屋通りに出た。紅葉の美しさで知られる平林寺の総門前を通り、実業家で茶人の松永安左エ門(耳庵)が平林寺に譲った「睡足軒(すいそくけん)」に寄り道し、畑中公民館で昼食休憩。

キツネノカミソリの里へは黒目川の橋を渡り、新座市営墓園の門から入る。舗装された園路を進むと、ガードレールの切れ目に「通り抜けできます。この下の斜面です」と書いた小さな案内標識が付いていて、階段になっていた。

階段を下り終わると、すぐオレンジ色の花の群落が見えた。その先にも、またその先にも群生していて、斜面に100メートルほど続いていたように思える。10日ほど前に「満開」と伝えられており、遅いかもしれないとの思いが強かっただけに、みんな大喜び。長雨のあとの高温で2度目の見ごろが来たようだ。

キツネノカミソリの名前は花の色がキツネの体毛に、葉の形がカミソリに似ているから、との説がある。ヒガンバナ科多年草で、茎の先にいくつかの花をつけ、高さは3040センチほど。地元の市民が保護活動に取り組んでいる。

斜面下の小道の途中から黒目川沿いの遊歩道に出て、市場坂橋の下をくぐり、「平成の名水百選」の妙音沢を上ると、景色は一転して住宅街に。バス停新座栄で解散し、ちょうど来た、西武池袋線大泉学園駅を経由する午後2時発のバスに乗り込み帰途に就いた。(下の写真は清瀬のヒマワリ畑)
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