<西東京市議会>第3回定例会始まる 一般会計は25億円追加

 

 第3回定例会は8月30日招集され、会期を9月30日までの32日間と決めた。市が提出した議案24件のうち今年度の一般会計補正予算案など予算関連6件は予算特別委員会に付託、条例の一部改正案などは陳情2件とともに所管の常任委員会に付託して散会した。

 

 市一般会計は25億6千万円を追加し、総額746億7千万円とする内容。主な歳出では青嵐中テニスコートの用地取得や児童の安全対策強化、市に返還された富士町市民農園と東町第一児童遊園の原状復旧工事、財政調整基金やみどり基金への積み立て増額などが盛り込まれている。

 

 条例関係では、奨学金基金条例、入学資金融資あっせん条例、奨学資金支給条例の廃止が提案された。大学生や高校生への支援制度について、市の奨学生選考委員会は今年1月、国や東京都の支援制度が市の制度を補完しているとして、奨学資金給付制度と奨学金基金は「廃止が望ましい」と答申していた。

 

 このほか、田無庁舎の市民広場に仮庁舎が完成し、保谷庁舎の機能を移転する来年2月をにらんで組織条例を改正。危機管理室を総務部に編入して「危機管理課」(防災センター5階)に昇格する。

 

 また都市整備部は、ソフト事業部門の「まちづくり部」と、ハード事業部門の「都市基盤部」に再編し、いずれも東分庁舎に配置する。まちづくり部には公共交通、はなバス、交通安全対策、自転車駐車場の問題に総合的に対応する「交通課」の新設が予定されている。