ホームページとスライドで広報力アップ 市民団体が勉強

イメージ 1 西東京市市民協働推進センターゆめこらぼは12月21日、ホームページとスライドを使って広報力を高めるための講座をイングビルで開いた。今年度から始めた「NPOのための支援事業」の第3弾。市民活動に取り組む15人が参加した。
 講師は、市内でシニア向け情報紙の発行などを行っている「きらっとシニア倶楽部」の吉田正彰さんと佐藤力(つとむ)さん。ゆめこらぼに登録する約100の団体の中からホームページを開設しており、活動実績も評価できる団体として同倶楽部が選ばれたという。
 スライドを作る吉田さんは、2011年10月に姉妹都市福島県下郷町を団体で訪問した際、町役場でプレゼンテーションに使ったものを紹介。このほか地域情報紙をつくりたいという市民団体への出前講座や社会福祉協議会の情報紙づくりへの協力、同倶楽部主催の市民講座・フォーラムなどでもその都度、スライドを製作してきた。吉田さんはこれらの作業を通して「自分たちが何をしているのかというアイデンティティーに気づき、新しい活動へ飛躍する土台になる」と話した。
 インターネットの活用については佐藤さんが説明した。当初は09年3月から市の公式サイトである「地域活動情報ステーション」を利用していたが、掲載内容の審査に時間がかかり、活動報告は画像と文だけでPDFファイルを添付できないなど使い勝手が良くないことから、無料でホームページを開設できて広告が少ない事業者を探し、10年5月に現在の「Jimdo(ジンド)」に移った。
 ホームページの作成は「10分でできる」と登録や編集の手順を説明したうえで、タイトルの変更や写真付き文章の追加、リンクの挿入など実際の編集作業を見せた。「ホームページは作ってからがスタート。フェイスブックなどSNSと連携させ、ゆめこらぼのホームページなど公的サイト、どんな人がどこからきているかがわかるアクセス分析も活用して」と話した。(下の写真は左が佐藤さん、右が吉田さん)
イメージ 2イメージ 3