<西東京市議会>一般会計補正予算案など可決、閉会

 市議の任期最後となる第4回定例会は12月1日、今年度一般会計補正予算案などを可決し閉会した。
 
 一般会計補正予算案は会期最終日のこの日、提出された。東京都人事委員会勧告と同様に職員給与を引き上げるもので、歳入歳出とも6300万円を追加し総額約717億7200万円となった。財政調整基金から繰り入れる。可決は全会一致。
 
 市国民健康保険条例の一部改正案は全会一致で、市立児童館条例の一部改正案と下野谷(したのや)遺跡公園両隣の土地買い入れは賛成多数で可決した。
 
 陳情では、都市計画道路3・2・6号(調布保谷線)の整備に伴い、都道234号の西武池袋線踏切が閉鎖されるため公共交通の利便性がさらに悪化するとして、都道234号を循環するコミュニティバスの導入と、市内北部に開通する調布保谷線に民間バスの運行を求める陳情を採択。また、集中豪雨があると田無第二中東門から雨水が流れ出て道路が冠水する事態がなくなるよう求める陳情は趣旨採択となった。
 
 意見書案はブラック企業への厳正な対処を求めるものが賛成多数で可決、消費税10%増税は先送りでなく中止を求めるものは賛成少数で否決された。