東大農場の名で親しまれる東大生態調和農学機構の西東京キャンパス(西東京市緑町1丁目)で、ソメイヨシノが満開となり、2日から一般公開されている。
正門通りには樹齢40~70年のサクラ並木が約200メートル続き、開花期の土・日曜を「観桜会」と称して市民に開放している。
東京地方のサクラは2日前に満開になったが、ここの桜もほぼ歩調を合わせた格好だ。
花曇りの下、午前10時の開門から家族連れなどが次々と訪れ、午前中に約400人が入場。正午の気温は15度とやや肌寒かったが、いくつものグループが大きく張り出した枝の下で弁当を広げた。
昭和30年代の耕運機やトラクターなどを展示する農場博物館も臨時開館され、農具の千歯こきを使い脱穀の体験もできる。
3日まで。閉門は午後3時30分。(下の写真は農場博物館の展示物、千歯こき体験会場)