地域巡り最終は「西部編」 シニア情報紙発行

イメージ 1 西東京市の地域情報紙「きらっと☆シニア」の第27号が6月2日、発行された。「ぶらり西東京」と題して市内を4つに分けて話題を拾ってきたが、今回はその最後となる「西部編」。
 1面=写真=は、旧東大農場を生態調和農学機構に組織替えして進めようとする西東京キャンパス(緑町1)の整備計画を市民目線でとらえた現状報告。市民ボランティアが活躍する農場博物館もコラム風に紹介する。
 2面は旧日本住宅公団(現・都市再生機構)が造った多摩地区初の大規模団地「ひばりが丘団地」(西東京市東久留米市)の変容を追う。建物のリニューアルとともに住民参加による新しい形のまちづくりが着々と進んでいる。
 3面は樹林地の少ない市内で、西原自然公園(西原町4)にかつての武蔵野の雑木林を再現しようと、市と協働で取り組む市民活動団体を紹介。市内のアニメーション制作会社が同公園を舞台に自然や環境を考えるアニメ映画をつくる動きも生まれている。ほかに、公園に隣接する郷土資料室にも足を運ぼうとコラム記事が呼びかける。
 4面は3人の人物紹介が楽しい。コミュニティバスの停留所に自作の小さな待合室を提供し、内外を昔懐かしい生活用具で飾り、展示替えもしているのは尾林清貞さん(73)。飯島英夫さん(82)は大豆に顔を描いたひな人形作りを続け、渡部京子さん(83)は日本刺しゅうを施すことで古い着物に新しい命を吹き込んでいる。
 紙面はA4判、4ページ。きらっとシニア倶楽部が企画、取材、編集し、5千部を印刷。公民館、図書館、福祉会館などの公的施設をはじめ、一部の医療機関や薬局、整骨院などにも配置してもらっている。