高尾山 マイペースで上れる稲荷山コース

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 東京近郊の行楽地・高尾山(599メートル)の稲荷山コースを日曜日の410日、友人2人と上った。1人は山歩きの中級者、もう1人は私と同じ初心者。
 
 京王線高尾山口駅を出て、ケーブルカーの清滝駅の横から稲荷山線歩道へ。ケーブルカーは臨時便を出すほどの人出だが、こちらの登山客は切れ切れ。
 
 稲荷山コースは尾根に造られ、山頂まで3.1キロ。案内板などによると、標準的な所要時間は90分。私たちは休憩場所のほかで何回も一息入れたので100分かかった。
 
午前9時半ごろから上り始め、追い越されることはあっても追い越すことはないマイペース。それでも体が慣れていない上り始めから展望台までは厳しい。下ってくる登山者やランナーは少なく、すれ違いの時のストレスは感じなくてすんだ。ウグイスの鳴き声は少したどたどしい。
 
 11時過ぎの山頂は早くも混雑していた。サクラは散り始め。
 
 薬王院を経てケーブルカーの高尾山駅に向かう。薬王院の入り口となる浄心門のベニシダレザクラは満開。下りは、押し寄せる行楽客の流れを「逆走」するかたちだ。
 
 高尾山駅だけで販売されている「天狗焼」を買うのも大きな目的、と話していた友人の目の先に、客が1人もいない店の光景があった。高尾山に来るたびに客が長い行列をつくり、買うのをあきらめていたという人気のおやつ。抑えた甘さの黒豆あんがたっぷりと詰まる。焼きたてのアツアツを分けてもらった。
 
 ケーブルカーの車内では満開のミツバツツジの説明や、都内にある十数種類のスミレのほとんどすべてが自生していて、「スミレ観察ツアーはいかが」と呼びかける放送があった。下りの道すがらの女性が「エイザンスミレに感激した」と話していたことを思い出した。
 
昼食は、清滝駅前の広場に近いそば店と決めてあった。友人たちが以前、江戸時代創業の人気そば店は待ち時間が長すぎるからと敬遠して入った別の店だという。イワナの塩焼きやビールで無事を祝い、おいしい自然薯(じねんじょ)そばで腹を満たした。(下の写真は大にぎわいの山頂、ケーブルカー軌道横のミツバツツジ
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