<農業講座日記> メキャベツの苗植え 台風被害は軽微(9月10日)

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50センチ間隔でメキャベツの苗を植え込む

 講座11回目の9月10日は大根2種類の種まきと新たなうねにメキャベツの苗を植えた(前回欠席)。

 

 台風は季節外れの猛暑を残し、前日に続いて都心の最高気温36度が予想され、実習の畑には再び大型扇風機2台のお出ましとなった。

 

 関東に上陸した台風としては史上最強クラスだったが、農業講座用の畑は、一番早く苗植えした大豆の一部が倒れた程度。「強い風の割に被害がなくてよかった」と先生の保谷隆司さん。寒冷紗(かんれいしゃ)で覆われた白菜の苗と大根の芽は全く影響を受けず、寒冷紗の効果を実感した。

 

 この日の作業の一つは、先週準備したうねに聖護院大根と青首大根の「青誉(あおほまれ)」の種まき。マルチシートの穴をほじくって種を3粒ずつまき、薄く土をかけて押さえてから寒冷紗を掛けた。

 

 メキャベツの作付けのため、大豆の隣に新たなうねを作る。大豆の根元から測った一定の幅に肥料と、アブラナ科野菜の大敵・根こぶ病を予防する粉剤をまいた後、保谷さんが耕運機で耕してくれる。

 

 うねには株間50センチで苗を15~16本植えていくが、植え付ける場所に農薬一つまみ分を土にしっかり混ぜ込み、拳ほどの穴を作って水を注ぐ。水位が少し下がったところで苗を植えた。

 

 夏の暑い日中は根穴にたっぷり水をやらないと根が付かないという。苗は講座用の畑のそばで、保谷さんが育ててくれていたものを掘り起こして移し替えた。

 

 班によって作業時間に違いがあり、「暑いから1時間程度で」との保谷さんの思惑通りにはならなかったが、もともと講義、実習とも2時間が基本。約20分のタイムオーバーなら上々です。