<農業講座日記>「自分たちの畑」にワクワク

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 種まきから収穫まで農作業の体験と合わせて、食の安全安心や都市農業の課題などを地元消費者に考えてもらう、谷戸公民館主催の今年度の「農業を知る講座」が6月25日、始まった=写真は作付け前の畑を下見する参加者。

 西東京市内の農家で市農業委員会会長職務代理などを務める保谷隆司さん(65)が畑の一部を提供し、野菜類の種まきや定植、施肥、間引きなどの農作業を指導する。作物はニンジンやキャベツ、ブロッコリーなど約10種類が予定されている。

 教室での講義は保谷さんのほか農学や環境教育、薬剤などの専門家が行う。

 講座は原則毎週火曜の午前中約2時間で、来年3月中旬まで全36回。実費の交流会やバスによる見学会を除き、通期の参加費は種苗・肥料代として1500円。

 このような講座があるのは谷戸公民館だけ。今年は6月に10日間参加者を募集したところ、定員ちょうどの45人が応募。男女別はほぼ半々、初参加は20人という。

 参加者たちは自己紹介の中で「昨年経験して市販の野菜が食べられなくなった」「子どものころの手伝いを思い出して」などと参加の動機を話した。

 保谷さんからシャツは長袖とし、必ず帽子をかぶるなど農作業をするうえでの注意点を聞き、ひばりが丘中学校北側の畑に出向いた。講座用には4つのグループに各66平方メートル(20坪)があてがわれており、次回はジャガイモの収穫作業が予定されている。