新宿区の紅葉スポットを巡る ウオーキング協会例会

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八幡宮の階段両脇のモミジが色づき始め、朱塗りの随神門と色彩の妙を見せる


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早稲田大学の大隈庭園。紅葉の見ごろは近そう


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日本庭園の甘泉園公園。前撮りのカップルがいた

 

 西東京市ウオーキング協会の11月例会が30日、東京都新宿区であり、24人が都心の隠れた紅葉スポットなどを巡った。

 

 都営地下鉄大江戸線都庁前駅を出発点に、駅にほど近い新宿中央公園からイチョウ並木の新宿コズミック通り、標高44.6メートルの戸山公園箱根山、穴八幡宮を経て早稲田大学の大隈庭園までが午前中の行程だ。

 

 新宿中央公園ではフリーマーケットが開かれ、広場を埋め尽くす規模の大きさに圧倒される。紅葉は、日当たりのよいモミジが見ごろを迎えているが、全体的にはこれからといったところ。

 

 穴八幡宮の階段両側に植えられたモミジは上部が色づき、随神門の朱色と張り合うかのよう。

 

 昼食の弁当を持ってきているのに学生食堂へ向かう人が多く、「安くておいしかった」と満足そうだった。

 

 午後の部は早大正門から構内を抜け、大隈重信が信奉したという水稲荷神社とその境内に隣接する甘泉園公園、おとめ山公園、ボタンの名所・薬王院(通称東長谷寺)と巡った。

 

 甘泉園公園は池を回遊する日本庭園。赤く色づいたモミジの横で若いカップルが結婚式の前撮りをしており、松の木2本に雪つりが施されていた。

 

 おとめ山公園は「乙女山」ではなく、将軍家の鷹狩りの場だったため立ち入りを禁止(お留め)したことに由来する。崖線からの湧水の流れや池が多く、樹木や野草も豊かだ。低地のモミジは緑のままだったが、「都会のど真ん中にこんな所があったなんて」と感嘆の声があった。

 

 都庁前駅出発から西武新宿線下落合駅前で解散するまで約5時間、歩いた距離は約11キロ。気温は低かったが終日青空が広がり、「いいコースでした」との声に多くの人がうなずいた。