西東京市の市民体力づくり教室の一つ、春のウオーキングは6月2日、京王線聖蹟桜ヶ丘駅から大河原公園、原峰公園(以上多摩市)を経て日野市の七生(ななお)丘陵にある京王百草園に入り高幡不動尊に至る約10キロのコースで行われた。
前日まで雨模様の天気予報だったが、時折青空がのぞく日和に恵まれ、約50人が参加した。午前8時に田無駅に集合し、モノレールなどに乗り換えて聖蹟桜ヶ丘駅を9時半ごろにスタート。多摩川支流の大栗川、乞田(こった)川沿いを歩き、関戸、桜ヶ丘の住宅街を上り下り。約2時間かけて百草園に到着し=写真=、昼食をとる。ツツジが終わり、アジサイはつぼみがまだ小さく、花の風景には恵まれなかったが、若山牧水の歌碑前の休憩広場からスカイタワー西東京(通称田無タワー)がはっきりと見え、さらに上った見晴台からは東京スカイツリーや東京都庁舎をかすかながら見ることができた。
午後零時半すぎに百草園を出発、七生特別支援学校へ向かう遠回りルートで川崎街道に出て1時間足らずで高幡不動尊に到着、解散した。1日からあじさいまつりが始まったこともあり、境内などはなかなかのにぎわい。五重塔西側の山の斜面に広がるヤマアジサイの群生地は白いがくを花びらのように広げ始め、散策路沿いには鮮やかなブルーのガクアジサイが見られた。全体としての見ごろはこれからのようだ。