公園周辺の農地は昨年、開発などの計画が持ち上がったが、市が買い入れることで地権者が同意。市は7月末に東京都を通して文科省に先行指定を意見具申した。この用地取得が開会中の第4回定例市議会に提案されている。
最終的な史跡の範囲については、この分野が専門の研究者3人からなる調査指導委員会から助言を得ているが、国の文化審議会から先行指定の答申が出た後に明示したいとした。
住民説明会は5月と7月に続き3回目で、この日は約30人が参加。これまでの説明会では、行政側は指定に向けての手続きを先行させ、住民への説明が後回しだと反発の声があった。
この日も「初めに計画ありきだ」など説明会の進め方への疑問や、人が住んでいる地域を史跡に追加指定することへの反対意見が出ていた。
(写真は手前が遺跡公園。自転車の向こう側の農地を市が買い入れ、国の史跡として先行指定を目指す)