会員と一般市民ら合わせて約100人が参加。丸山市長は、平均寿命と健康で自立して生活できる期間である「健康寿命」の差を縮めることを目指すと強調する一方で、市民の各種のがん検診受診率が目標の50%に遠く及ばないなど現状の問題点を指摘した。
今後の具体的な健康づくりについては、前市長が打ち出した健康都市宣言を発展させる形で、昨年夏に多摩地域で初めて加盟した世界保健機関(WHO)の健康都市連合の健康データを施策に反映することや、小中学校でがん教育に力を入れることで子が親の受診を促すなど新たな手法に言及した。
講演後に参加者から提出された質問票にも答えた。最後に自分自身の健康対策について、「一番つらい質問です。見ての通りの肥満体で、生活習慣は悪く、リスクもたくさん持っており、もう少しスリムにならなければと思っています」と苦笑いをしながら話した。(下の写真は参加者の質問に答える市長)