下保谷トンネル完成祝う 西武池袋線と立体交差

イメージ 1 東京都が整備を進める調布保谷線のうち保谷庁舎付近から保谷第一小付近まで南北方向の約1キロが319日正午に開通する。これに先立ち、西武池袋線をくぐる下保谷トンネルで15日、立体交差施設完成記念イベントがあった。
 
 立体交差施設はトンネルのほか、自転車や歩行者用の地下歩道と高齢者や車いす利用者用のエレベーター付き歩道橋など。
 
 この日、青嵐中吹奏楽部の演奏のあと、主催者代表の谷本俊哉・北多摩南部建設事務所長があいさつし、丸山浩一市長ら来賓が祝辞を述べた。地下歩道橋などを揮毫(きごう)した小中学生には谷本所長から記念品が贈られた。
 
 最後に来賓らを先頭に渡り初めが行われ、沿道住民ら大勢の市民がトンネルを歩いた=写真=。トンネル坑口の銘板をバックに記念写真を撮る家族連れも目立った。
 
 調布保谷線は、南は稲城市矢野口から北は埼玉県新座市境の西東京市北町5丁目に至る約14キロ。このうち青梅街道から保谷庁舎付近までの約2キロが20134月に完成しており、この道路が北へ延びた。
 
 今回の延長分も片側2車線の本線を挟んで最も外側となる歩道と歩道の間の幅は36メートルあり、車道には低騒音舗装を施した。
 
 残る市内部分は秋ごろまでに開通する予定という。