開けてみれば群馬 バスのミステリーツアー

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 「行き先は当日発表」という三鷹発の日帰りバスツアー12日、参加した。
 
 神社の初詣と朝食のサンドイッチ、昼食は会席料理、夕食はウナギ重弁当の3食付き、海鮮鍋セットなどのお土産も付くという触れ込みで、旅行代金は約9千円。
 
 旅行会社の添乗員によると、この日は三鷹からの2台を含めて首都圏から17台が同じコースで出ると言い、三が日は毎日約800人が参加するというなかなかの人気ぶりだ。
 
 午前8時、三鷹駅北口を出発し、練馬インターチェンジIC)から関越道を走る。藤岡ジャンクションを過ぎ、高崎玉村スマートICを出るころにやっと初詣の行き先が群馬県玉村町の玉村八幡宮であることを知らされた。約800年前に源頼朝が鎌倉の鶴岡八幡宮から分祀したと伝えられ、安産や交通安全を祈願する神社として地元の人たちから親しまれているという。
 
 慶応元年(1865年)に建造された随神門をくぐり、拝殿で参拝。拝殿の奥に国の重要文化財室町時代の建築様式を残す本殿がつながる。小一時間の自由時間を持て余す人が多かった。
 
 バスは関越道に戻り、沼田ICで下りてロマンチック街道(国道120号)沿いの漬物店「加作」に寄り、大食堂や農産物土産店を備える原田農園で昼食。テーブルにはトロ入りマグロの握りずし、カニなどの網焼き、すき焼き鍋などが並び、ナメコ汁の大鍋も。
 
 午後からは土田酒造(川場村)、コンニャク製造販売の尾瀬遊山(沼田市)へ。旅行会社と土産店との提携を感じさせるコース設定だったが、富士山や上毛三山谷川岳武尊山(ほたかやま)などの山容や稜線が終日、車窓からはっきりと見られたのは幸運だった。