埼玉・鴻巣 荒川河川敷のポピー見ごろ

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西東京市ウオーキング協会の5月例会は18日、埼玉県鴻巣市馬室地区の荒川河川敷に広がるポピー畑=写真=を中心に行われた。

このポピー畑は東京ドーム二つ半に相当する約 12.5ヘクタールと日本一の広さで、約3千万本が栽培されているという。例会には20人が参加した。

午前10時すぎ、JR鴻巣駅西口を出発。普通の順路ならば徒歩約30分というが、「川幅日本一」の道路を東端から西端まで歩き通し、下流側の田畑を東へ戻る形でポピー畑に着いたため、2時間がかりとなった。

日本一の川幅は、荒川の両岸の堤防間の2537メートル。県道27号(東松山鴻巣線)の鴻巣市側と隣の吉見町側に「日本一」標柱が建ち、歩道橋や歩道の欄干にも看板が取り付けられている。

草を刈りはらった吉見町側の堤防に座り、汗ばんだ体を休めた。川風が心地よい。堤防上の自転車道から左の小道に下り、農道のような道を進む。麦畑の上空でヒバリがさえずる。大きな区画に整備された水田地帯ではほとんど田植えを終えていたが、田植え機を動かす姿も見られた。ここにも爽やかな風が渡る。

御成橋の上から遠くに見えていたポピー畑が目の前に現れた時、正午を知らせるチャイムが流れた。それから間もなくして後方を歩いていた女性の一団がケーブルテレビのインタビューを受けた。

この日は「ポピーまつり」(26日まで)の初日。黄色のカリフォルニアポピーは満開、赤やピンクのシャーレ―ポピーも見ごろを迎え、見物客はすでに大勢いた。私たちは着いたばかりで、ポピーの感想を述べるほどの材料を持ち合わせていないのではと危惧したが、「きゃしゃな花びらがとてもきれい」とよどみない一言も。

ポピー見物は後回しにして、まずは市の休憩施設「愛里巣(あいりす)」の内外で弁当を食べた。午後1時から30分間の自由見学では、薄紫色の花が満開の麦なでしこを摘み取ったり、写真撮影に夢中になったり。

ポピー畑からは勝願寺境内で花が終わりのヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)や真田信重らの墓などを見た後、まだあった日本一の「日本一小さい東照宮」(鴻巣御殿跡)に立ち寄り、午後2時半ごろ、鴻巣駅で解散した。鴻巣駅発着の距離は約11キロ。
(下の写真はインタビューに応じる女性会員、「麦なでしこ」も満開)
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