羽村市郷土博物館を訪ねる 「三春の滝桜」満開

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 西東京市郷土文化会の4月例会は4日、羽村市郷土博物館を見学し、多摩川左岸の大正土手などを散策した=写真玉川上水の水門のレプリカ。

 28人が参加し、JR青梅線羽村駅東口に近い五ノ神神社境内にある「まいまいず井戸」に立ち寄った。まいまいず(カタツムリ)の形のようにすり鉢状に掘り進んだ、鎌倉時代のものと推定される井戸で、東京都の史跡に指定されている。

 駅の西口に下りて、多摩川へ向かう。玉川上水の出口や羽村取水堰(せき)を見て羽村堰下橋を渡り、対岸の博物館へ。

 博物館の学芸員から、江戸時代に羽村玉川上水の取水口に選ばれた理由や資料をもとに復元した木製の水門、水路となった樋(ひ)などについて説明を聞いた。江戸時代末期に建てられた一般的な農家の旧下田家住宅など屋外展示物も見た。

 敷地内の大型のあずまやで昼食を取り、取水堰の上流に沿う土手の桜並木を歩いた。入り口にある福島・三春の滝桜の「分身」が満開になっており、開花している木がほとんどないだけに、ひときわ華やかさを振りまいていた。

 土手を下り、「チューリップまつり」会場となる畑の東端の道を歩いた。約40万本あるというチューリップはまだ背丈が低く、つぼみを持つ株を見つけるのも難しいほどで、翌日から始まる祭りが心配になった。(下の写真は左から、まいまいず井戸、三春の滝桜)
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