四季折々の花や歴史あるまちのたたずまいなどを楽しみながら歩く活動をしてきた西東京市ウオーキング協会の解散が決まった。10月10日付の文書で通知された。
役員を引き受ける人が極めて少なく、高齢なのに辞めたくても辞められないうえ、コロナ禍で活動休止状態が長く続き、先行きを見定めにくくなった。
会が昨年、会員67人にはがきで意向調査したところ、「活動の再開を希望する」と答えた29人のうち、「役員を引き受けてもよい」は3人だった、その後、体調を崩した人がいるという。
「簡単な手伝い程度ならやってもよい」が3人いたが、再開を希望しながらも、「役員は引き受けない」は23人に上った。ほかに18人が「役員の成り手がなければ解散やむなし」と答え、「退会する」は7人いた。
同協会は2000年に発足し、近年は午前中だけの「ミニ」、昼食持参の「ロング」を真夏などを除き月に各1回行ってきた。ロングの例会は20年2月、神奈川県で日比谷花壇大船フラワーセンターや大船観音を巡ったのが最後となった。
会費の残高は公益団体に寄付される。