西武柳沢駅北側の富士街道を東へ進み、保谷第一公園でストレッチ。新青梅街道を渡り、保谷中と工事中の調布保谷線の間を通って保谷障害者福祉センターへ。見つめる会の「市の木50選」に選ばれたムクロジがあり=写真、実の皮が昔は洗剤として使われたり、種が羽根つきの球や数珠になったりするとの説明を聞いた。ちょうど実が落ちていた。
センター前の道路を西へ進み、保谷新道を越えて少し行くと「関道」の標示板のそばに市指定文化財の「青面金剛庚申像(しょうめんこんごうこうしんぞう)」=泉町2=がまつられている。このあたりは上保谷村の中心で、像は1714(正徳4)年に建立。6本の腕のうち3本を1945年の米軍機の爆撃で失ったという。
庚申像に近い第3えのき児童遊園の南側には屋敷林がそびえていたほか、ドラッグストア「セイムス」横の道を直進、保谷新道を越えるとわずか数十メートルで行き止まりとなる道路なのに、なぜか両側に立派なイチョウの木が並んでいるというちょっと不思議な光景、戦前の中島飛行機の部品輸送などのため西武新宿線の下をくぐるトロッコ線路があったというガード下の道路と、いつかは忘れ去られそうな風物が点在。