3体の石像と出合う上保谷コース みどりの散策路

イメージ 1 西東京市西東京自然を見つめる会が今年度から始めた「みどりの散策路を歩こう」の4回目は10月24日、約50人が参加して上保谷コースで行われた。
 西武柳沢駅北側の富士街道を東へ進み、保谷第一公園でストレッチ。新青梅街道を渡り、保谷中と工事中の調布保谷線の間を通って保谷障害者福祉センターへ。見つめる会の「市の木50選」に選ばれたムクロジがあり=写真、実の皮が昔は洗剤として使われたり、種が羽根つきの球や数珠になったりするとの説明を聞いた。ちょうど実が落ちていた。
 センター前の道路を西へ進み、保谷新道を越えて少し行くと「関道」の標示板のそばに市指定文化財の「青面金剛庚申像(しょうめんこんごうこうしんぞう)」=泉町2=がまつられている。このあたりは上保谷村の中心で、像は1714(正徳4)年に建立。6本の腕のうち3本を1945年の米軍機の爆撃で失ったという。
 石像はこのあと西浦地蔵尊(俗称北向<きたむかい>地蔵)=保谷町5=と六角地蔵石憧(せきどう)=保谷町4=を見た。いずれも市指定文化財で1700年代に建立された。
 庚申像に近い第3えのき児童遊園の南側には屋敷林がそびえていたほか、ドラッグストア「セイムス」横の道を直進、保谷新道を越えるとわずか数十メートルで行き止まりとなる道路なのに、なぜか両側に立派なイチョウの木が並んでいるというちょっと不思議な光景、戦前の中島飛行機の部品輸送などのため西武新宿線の下をくぐるトロッコ線路があったというガード下の道路と、いつかは忘れ去られそうな風物が点在。
 休憩をはさみながら約3.5キロの道のりを1時間半かけてののんびりウオーキングだった。(下の写真は左から青面金剛庚申像、西浦地蔵尊、六角地蔵石憧)
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