西東京市主催の「『みどりの散策路』を歩こう」は11月30日、西武新宿線西武柳沢駅を発着点とする上保谷コース(3.8キロ)であり、17人が参加した。
ウオーキングマップ作りに協力した西東京自然を見つめる会の会員がガイドを務める。今年度は全14コースのうち4コースで行うことにし、この日が最終回。
古くからの街道が交わる地点にまつられる市指定文化財の青面金剛庚申像(しょうめんこんごうこうしんぞう)や六角地蔵石幢(せきどう)、戦闘機のエンジンをテストする工場に輸送するための軽便鉄道の軌道があった西武線下のガードなどの歴史遺産に触れた。
一方、雨上がりの穏やかな陽気に恵まれて晩秋の風景も味わった。種が羽根つきの羽根の球や数珠に使われるムクロジの大木を保谷障害者福祉センターの庭に見て、地面に落ちた実や種を拾った。
約160品種のバラを8つのテーマで分類した保谷町ローズガーデンでは、今も見ごろの品種が多くあり、参加者たちはしばし足を止めて花の色や香りを楽しんだ。