第12回西東京市民文化祭の和太鼓の部は10月27日、こもれびホールで開かれ、持ち味を生かした3団体のエネルギッシュな演奏と合同演奏=写真=が約300人の聴衆を楽しませた。
第1部は田無卑弥鼓(たなしひみこ)で幕開き。プロの和太鼓集団「鼓童」のメンバーが書き下ろしてくれた「波」に始まり、京都・宮津の貝採り舟のレースを締太鼓と長胴太鼓のかけあいを表現した「てんころ太鼓」などの伝統曲や創作曲のメドレーなど10曲を熱演した。
第2部は保谷和太鼓会とその指導を受ける小中学生グループの「若鷹」が登場。武蔵野の昔から旧保谷市と旧田無市が合併して心一つの西東京市になるさまを表現したという「きずな」でスタート。保谷の歴史や自然、生活をモチーフとした3部作「鷹狩出陣太鼓」「清流太鼓」「保谷祝太鼓」に円熟のばちさばきを見せた。若鷹は「保谷ふるさと太鼓」で練習の成果を披露した。
エンディングでは田無卑弥鼓のメンバーが客席の通路に出て激しいパフォーマンスを演じたほか、篠笛(しのぶえ)と3団体の大太鼓の共演があり、会場から大きな拍手を浴びた。(下の写真は左から田無卑弥鼓、保谷和太鼓会、若鷹、共演)