<西東京市議会> 職員給与削減問題 市長、発言取り消し 予算委、全議案可決し閉会

6月21日の西東京市議会予算特別委員会は、前日の職員給与削減問題での丸山浩一市長発言の取り扱いと総括質疑の答弁準備により、開会が午後3時すぎと大幅に遅れた。
丸山市長は予算委の冒頭で発言を求め、前日の保谷七緒美氏(自民党)の職員給与の削減に関する質問に対する答弁を取り消し、再度答弁した。取り消したのは、「(国家公務員並みに引き下げるとする内容の)議案の提出を今定例会では見送る」と踏み込んだ部分と、見送る理由の一部。新たな答弁は、これまでと同様に「東京都等の動向を注視しながら慎重に判断したい」と述べるにとどめた。安斉慎一郎氏(共産党)と桐山ひとみ氏(無所属)が前日、「答弁の重大な変更だ」などとして議事進行の声を出していた。
今年度一般会計予算案は安斉氏、大友禾弘子(かくこ)氏(生活者ネット)、納田さおり氏(無所属)が総括質疑を行った後、賛成多数で可決した。
国民年金保険、下水道事業、中小企業従業員退職金等共済事業、駐車場事業、介護保険後期高齢者医療の各特別会計予算案をいずれも可決し、午後8時半すぎに閉会した。
各予算案は会期最終日の25日の本会議で可決される見通しだ。