<西東京市議会>第1回定例会始まる 市長が施政方針

平成28年度の予算案を最大の焦点とする第1回定例会は2月26日、開会した。会期を3月30日までの34日間と決めた後、丸山浩一市長が施政方針を述べた。
 
施政方針は「健康」をキーワードとするまちづくりを強調する一方で、行財政改革の中で公共施設の「総量抑制」の方向と45年度までの20年間で「10%削減」の目標値を明確に掲げた。
 
市民会館、中央図書館・田無公民館の合築複合化という個別の施設にも言及。27年度中の基本プラン策定を断念し、「利便性の維持・向上に資する施設となるよう時間をかけ、丁寧に検討を続ける」とした。
 
このあと市長が議案の提出理由を説明し、予算関係11件、条例関係23件を所管の委員会に付託することを決めた。本会議の散会後に予算特別委員会(正副議長を除く26人)がつくられ、委員長に酒井豪一郎氏(自民党市議団)、副委員長に坂井和彦氏(民主改革フォーラム)を選んだ。
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市の松川聡みどり環境部長は本会議で発言を求め、4月から西東京いこいの森公園と周辺の市立公園で業務を始める予定の指定管理者の名称が「共同事業体西東京市西武パートナーズ」から「共同事業体西東京の公園西武パートナーズ」に変更になると報告した。
 
市議会建設環境委員会の審議の中で、「名称に『西東京市』が含まれているのは(市民に)誤解を与えるのではないか」との意見があり、共同事業体に伝えたところ、事業体から名称変更の申し出があったという。