ハナモモ満開 千本桜は開花遅れる 埼玉・東秩父村

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 埼玉県東秩父村の大内沢地区にある「花桃の郷(はなもものさと)」でハナモモの花が満開=写真。訪れた人たちは遠景に間近にとカメラを向けたり、シートに座っておしゃべりをしたりと濃いピンクの世界を楽しんでいた。


 この地域では30年ほど前から南斜面を利用したハナモモ栽培が試みられ、今は約8ヘクタールに約5千本が植えられている。


 花は3月中旬から咲き始め、4月1日にNHKテレビの地方ニュースで「見頃」と報じられると、翌日は役場への問い合わせが殺到し、車も大渋滞したという。見頃は今月上旬まで。


 一方、花桃の郷入り口のある県道294号を車で10分ほど南へ向かうと、2千本桜をうたう「虎山」。


 道路脇にはなぜか「虎山 千本桜」の旗が立つが、ここ数年、地元事業所や家族などの苗木寄贈が相次ぎ、「2千本に近い」そうだ。


 標高差150メートルの斜面に8~9段に植えられており、植樹や下草刈りなどの作業から祭りの運営まで、ボランティア団体の「虎山観桜会」が担っている。近年は桜をバックにしたコスプレ撮影会が知られてきた。


 ただ、5日現在、桜はほとんどの木がつぼみの状態で、観桜会の人は「週末の8~9日ごろには見頃になってほしい」。それでも時折、訪れる人がいて、若い男女は中腹に咲き始めの枝を見つけてコスプレ撮影をしていた。(下の写真は、虎山の中腹でコスプレ撮影を楽しむ男女)
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