濃霧の中 秩父・美の山ハイキング

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 日曜日の4月9日、田無の飲み友達3人で秩父・美の山にハイキングに出かけた=写真は美の山公園パノラマデッキ付近。

 このところぐずつき気味の日が多く、この日も「曇りか小雨」の予報。「ならば決行」と前夜、酒を飲みながら決めた。下旬に大菩薩峠を登る計画があり、足慣らしをしておくという意味合いもあった。

 秩父鉄道親鼻駅から関東ふれあいの道を登って美の山公園に至り、和銅黒谷駅に下りるコース。下調べでは登り1時間半、下り1時間。「やや健脚」向きということだった。美の山(蓑山、標高581メートル)は秩父には珍しい独立峰で、秩父市街地や奥秩父の山々など360度のパノラマも楽しめるはずだった。

 親鼻駅に降り立った午前8時30分ごろは曇り空だったが、間もなくポツリ、ポツリと雨が落ちてきた。登山道に入ると降ったりやんだり。「みはらし園地」あたりからは霧に包まれ、眺望は利かない。

 山頂近くの広場は体が濡れるほどの濃霧。いくつもの大型テントがかすんで見え、「美の山桜まつり」の旗が立つ。テントの中では売り手の人たちが語り合っていた。午前10時すぎの会場には、まだ1家族の姿しか見えなかった。

来る途中の桜は「いつ咲くのだろう」と思わせるほど堅いつぼみの状態のものばかりだったが、スピーカー近くの1,2本はピンク色に膨らんでいた。

 霧で視界が利かないため展望台に上がらず、弁当も広げずに黒谷駅への登山道を下った。昼が近くなったせいか、登ってくるハイカーが多い。

途中で雨は上がったが、落ち葉に埋もれた砕石交じりの下り坂は滑りやすく、足場探しや行き足がつかないように神経を使う。人里が見えた時はほっとした。

 美の山公園には「ツツジ園地」や「アジサイ園地」があり、芽を吹いていた。どちらかの花盛りの時期に、この日は立ち寄らなかった和銅(自然銅)露天掘り跡と併せて再訪してみたい。(下の写真は左から親鼻駅からのルートの入り口、霧にかすむ山頂近くの広場)
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