社会科見学の児童が大勢来ていて、力士たちの姿も見られた。若い僧たちが梅の実を収穫していた。
長い階段を上り、鎌倉で最大という国宝の釣り鐘を見に行った。鐘を突く撞木(しゅもく)の先の朽ち具合から、除夜の鐘を鳴らせるのが不思議に思えた。
この時、「ヘビよ、ヘビっ」と近くで声が上がり、人々は弁天堂の前の木を見上げていた。ヘビが枝に体を巻き付けて脱皮していた。このあと、建長寺では仏堂のそばで白いヤモリと、鶴岡八幡宮の白旗端神社の近くでリスと出合い、鎌倉の自然の豊かさをあらためて知る。
ヘビの夢も白いヤモリも「吉兆」と言われるが、さて。
建長寺から10分余り歩き、観光客や修学旅行生などでにぎわう鶴岡八幡宮に入り、午後1時過ぎ、源平池の前で解散した。関東地方も翌日梅雨入りしたが、この日は晴れ間が多く、ひんやりした風も心地よく、上々のウオーキング日和に恵まれた。(写真下は円覚寺の釣り鐘、鶴岡八幡宮で出合ったリス)