寺院の連なる道を最勝院へ。本堂西側の墳丘は、南北朝時代にこの地を管理していた春日部重行の墓。
寺から東へ向かうと旧日光街道。土蔵と江戸初期から続くのはここだけという米穀店・永嶋庄兵衛商店が並ぶ。米屋さんの屋根の上には守り神の鍾馗(しょうき)像が置かれていた。人足と馬が常駐していた問屋場(といやば)跡は説明板はあるが面影はない。
公園橋西の交差点を左折して古利根公園橋を一回り。風見鶏とアーチのモニュメントを配した、全国でも珍しい橋上公園橋だ。
この道標を過ぎた所で左折し大落古利根川沿いを東へ。右に植え込みがあり、この中の碇(いかり)神社とイヌグスの古木が見どころとされているが、私有地なので表示板などはない。少し進んで柵の横の細い道を入る。イヌグスは推定樹齢600年。昔は船着き場の目印になっていたという。
親子対立で話題になった家具販売「匠(たくみ)大塚」春日部本店、市民文化会館を経て市教育センター内の郷土博物館に入った。1キロにわたり店などが並んだ150年前の宿場の縮尺模型を見て、この日の景色と重ね合わせた。