自分のまちを知ってもらい健康づくりにも―と西東京市が行っている「みどりの散策路めぐり」の今年度1回目が5月25日にあった。
「新しい道と懐かしさに触れる」コースの3.7キロをほぼ2時間かけて約30人が歩いた。
保谷こもれびホールで体をほぐし、2015年に開通した都道234号(調布保谷線伏見通り)歩道を約1キロ北上。
途中、案内役の西東京自然を見つめる会の会員から、道路整備で姿を消した南入(みなみいり)経塚や、西武池袋線をまたぐ横断歩道橋でエレベーターの設置など新しい都道の特徴を聞いた。
都道を西に入った栄町では、たけのこ公園、中島公園、栄町二丁目樹林地、西武線南側の住吉町では住吉町第三公園、住吉森林公園で休憩を取り、ひばりヶ丘駅南口広場で解散した。
訪れた公園は宅地開発に伴い法的に差し出された小面積のものが多く、午前中の散策では近隣住民が憩う光景を目にすることがなかった。
竹林はいたずらで折られたり、隣の墓地に侵入して若竹が伸びていたりして、市の管理が行き届いていないことも感じさせた。
新型コロナ感染の影響により、散策路めぐりは昨年は秋2回だったが、市は今後、再拡大がなければ6月と秋2回を予定し、各回の参加定員も昨年の20人から30人に増やしたいとしている。