東村山市の北山公園菖蒲苑(しょうぶえん)で、ハナショウブが見ごろを迎えた。
新型コロナの感染状況が落ち着き3年ぶりに「東村山菖蒲まつり」が開催されており、梅雨寒が一服した6月9日、「コロナ前のまつりの平日をしのぐ人出」(観光ボランティアガイド)でにぎわった。
菖蒲苑には約600種の約8千株が植えられ、「新東京百景」に選ばれている。観光ガイドの話では、全品種の半数が開花し、「今週末の11、12日は満開感を楽しんでもらえそう」という。
訪れた人たちは、花びらの紫色の濃淡や形、枚数の違いなどを観察して好みの品種名を覚えたり、写真を撮ったりして園内をゆっくりと散策していた。
まつりは19日までで、入園無料。期間中は飲食店や切り花の販売店などが出ている。まつり終了後も1週間は花を見ることができるという。