白菜、カブも収穫 農業講座

 西東京市谷戸公民館主催の農業を考える講座は11月22日、初収穫となる白菜とカブを収穫し、玉ネギの苗を植える準備作業をした。

 

 最初の作業は芽キャベツの葉落とし。葉が立ち上がっている上部の15枚前後を残す。葉の付け根を指で押すとポロっと取れるので、そう難しくない。一番下に付いている球は結球せず、養分を吸って葉になってしまうので取り去る。食べても差し支えないという。追肥も行った。

 

 枝豆を収穫して空き地だったところは来月初めに玉ネギの苗を植え付ける。これに備えてカキ殻石灰やもみ殻石灰、燻炭など6種類の肥料、土壌改良剤などを手でまく。先生が耕運機で耕してくれた後、黒ビニールのマルチを張った。

 

 収穫作業は前週に続くものが春菊、小松菜、ニンジン、ダイコン。春菊と小松菜は1人当たり3袋分ほど、ニンジンは品種別に1本ずつ計2本、ダイコンは青首を2本。

 

 白菜は1人当たり1個、カブは5個とし、どちらも日当たりのよい北側のうねで大きく育ったものを選んだ。白菜は1個抱えるのがやっとの大型重量級。

 

 わが班には毎回、1人分ずつ葉物を新聞紙で包み、ダイコンの葉はひもでくくってくれる女性たちがいる。持ち運びしやすく、かごなど入れ物への収まりもよく、おおいに助かる。感謝。

 

 作業終了後、長老から自家製トウガラシのプレゼントがあり、「1本は来年4月に種をまいて栽培してほしい」。

 

 この日は冷え込みが緩み、穏やかな小春日和。久々に汗ばんだ。収穫物の総重量もこの秋一番となり、参加者たちは自転車の前後のかごを満杯にしたり、膨らんだリュックを背にしたりして家路についた。