赤タマネギ豊作 農業講座有終

大玉や良質のものが多く、受講生を喜ばせた赤タマネギの収穫作業

 「きれいな色」「スポッと抜ける」。西東京市住吉町の畑で6月13日、赤タマネギの収穫作業があった。

 

 谷戸公民館が地元農家の協力を得て、市民に都市農業を理解してもらおうと年間計画で開いている「農業を知る講座」の、前年度の受講生たちによる番外の作業だ。

 

 畑には昨年12月初旬に苗を植えた赤タマネギ「猩々赤(しょうじょうあか)」が葉を枯らし、赤紫色の表皮をわずかに土からのぞかせていた。

 

 赤タマネギは扁平な球状で、大玉が比較的多い。腐ったり傷ついたりしたものはほとんどなく、歩留まりは上々。1人あたり20個以上の取り分となり、「重い、重い」と運ぶ声は明るかった。

 

 今年度の同講座の募集要領は7月1日発行の公民館だよりに掲載される。初心者を優先し、36人を募集するという。