奥多摩むかし道を歩く 西東京市ウオーキング協会

イメージ 1 西東京市ウオーキング協会の9月例会は30日、奥多摩むかしみちコースで行われ、25人が参加した。
 JR奥多摩駅から西東京バス小菅行きに乗り、水根下車。青梅街道を横切り、むかしみちへ。青目不動尊で休憩し小河内ダムを遠望。砕石を敷き、どちらかが立ち止まらないと人がかわせない小道に入る。間もなく2軒の廃屋。山側の家はガラス戸越しに子ども用の2段ベッドが見えた。この先、中山集落まで、廃屋が珍しくないことを知る。
 「落石注意」の表示板を随所に見、足元に注意ししながら進み、浅間神社を山手に見て、中山集落に出た。鋭角カーブを下り、再び山道に。女性が路肩の浮き石に足を取られ、約5メートル下に転げ落ちるアクシデントがあったが、なんとか復帰し、舗装路へ出て西久保見晴らし広場で昼食を取った。
 午後1時すぎ、出発。つり橋の道所橋を何人かが往復し、いった大豆を供えて祈った「むし歯地蔵」、馬の水飲み場、二またダイコンを供えた「縁結びの地蔵尊」を見て、つり橋の「しだくら橋」から渓谷美を見下ろす。
 樹齢200年といわれるイロハカエデや、高さ3メートルほどの石にこぶし大の穴が開く「弁慶の腕抜き岩」を経て、白髭神社への石段を上る。社殿の横に覆いかぶさるように見える大きな石灰岩の断層は東京都の天然記念物に指定されている。参拝する人が多かった。直後、台風の影響か雨が降り出す。
 槐木(さいかちぎ)休憩所で最後の一休み。小河内ダムの建設資材を運んだ鉄道跡は雑草に覆われているところもあれば、レールが見える部分もあった。羽黒坂を下り、青梅街道に出て、JR奥多摩駅に着くまで約9キロ、4時間の行程だった。(下の写真は、しだくら橋と白髭神社石灰岩断層)
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