武蔵野の雑木林残そう 若返りへ間伐体験 西原自然公園

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蔵野の雑木林の面影を残すため樹木の若返りを進めている西東京市の西原自然公園(西原町4丁目)で2月16日、初めて一般市民による間伐作業が行われた。
間伐は、植樹して5~6年たち、高さ5メートル前後、幹の直径10センチほどに成長したクヌギやコナラの一部を根元から切り倒して日当たりを良くし、残った木の成長を促すのが狙いだ。「めったにできない山仕事を体験しませんか」との市の呼びかけに5家族10人が参加した。
  市民団体「西原自然公園を育成する会」の人たちがのこぎりの使い方や木の倒し方などを教えたり手伝ったりした。「いいぞ」「あと一息」などの声援を受けながら伐採は細いものから太いものへと移り、約1時間半かけて30本余りを切った
 幹はさらに約90センチ間隔で切り、太いものはシイタケ栽培のほだ木に使い、3月にコマを打ち込むという。小学校5年の男子は「のこぎりは図工で使ったことはあるけど、今日は思ったより大変でした」と息を弾ませていた
 同公園は、先人がまきや炭の材料を作るために育てていた林を残そうと1979年に開園。約2ヘクタールを2004年から20年かけて整備する計画になっている。