12月例会は東京文京区・印刷博物館 郷土文化会

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 西東京市郷土文化会の12月例会は3日、凸版印刷印刷博物館(東京都文京区)で行われ、31人が参加した。
 地下鉄有楽町線江戸川橋駅4番出口から首都高速の下の通りを東へ歩き、10分足らずでトッパン小石川ビルに到着。曲面が印象的な地上21階建てビルの地下1階に、印刷に関する日本初の本格的な博物館といわれる印刷博物館があった。
 見学はプロローグ展示ゾーンから。時代を代表する遺物の複製品の数々が大きな壁面に年表のように並ぶ。フランス・ラスコーの洞窟壁画(紀元前1万5千年ごろ)に象徴される、岩や骨などに情報を記録した大昔から現代のICカードまで、6つの時代に分けられている。専門の説明員が、世界最古とされる朝鮮の金属活字本(14世紀末期)、文字に図版が加わった「解体新書」などポイントを解説してくれた。総合展示ゾーンでは映像と音声で理解を深めたり、徳川家康が作らせた銅活字(重要文化財)など歴史的に貴重な実物を見つけだしたりできる。
 「印刷工房」=写真=では鉛製の活字や印刷までの工程、170年前の英国製印刷機械などについて説明を聞き、記念カードの印刷体験を楽しんだ。
 見学の後は2階のレストランで昼食をとり、自由参加で鳩山会館と椿山荘、カテドラル関口教会聖マリア大聖堂を回った。