<西東京市議会>「庁舎統合方針案変えない」 特別委で市答弁

 市議会の庁舎統合方針特別委員会は1211日、市が作成した庁舎統合方針案や中央図書館と田無公民館を市民会館に合築複合化する問題(3館合築)をめぐり、質疑が行われた。
 
 市側は方針案で示している「統合実施は平成45年」「市中心部エリアで新たな用地に建設」の基本線を崩さなかった。
 
庁舎統合に関連する3館合築問題では、合築を審議する懇談会の動向を注視するとしながらも、現段階ではそれと切り離し、今年度末までに「庁舎統合方針」を決めるとの考え方を重ねて表明した。
 
これは加藤涼子氏(生活者ネットワーク)が、合築複合化基本プラン策定懇談会のプラン策定が長引いていることから「今年度中に合築が決まらなかった場合、現在の統合方針案に代わるものを出すのか」とただしたのに答えた。
 

 山崎英昭氏(統一会派みらい)は9月の定例市議会で可決された3館合築は時間をかけ慎重に検討することを求める決議を丸山浩一市長が「重く受けとめる」としているのに、今年度中の庁舎統合方針決定に固執するのは矛盾すると指摘した。