島根、広島 世界遺産を巡る旅 (下)原爆ドーム~厳島神社

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3日目> 平和記念公園原爆ドーム・平和記念資料館、厳島神社
 
 バスは広島駅に近いホテルを午前820分に出発。別のホテルに泊まった客と合流し910分ごろ、平和記念公園内の広島平和記念館(広島市中区)の近くで降りた。
 
 オバマ米大統領の訪問から一夜明け、東館前には修学旅行の団体が入館を待つなど、にぎわいを取り戻していた=写真は午前9時50分ごろ
 
 被爆後も成長を続けるアオギリを見て東館(改修工事中)から入り、本館の展示へ。上空に広がる原子爆弾のキノコ雲、焼け焦げてボロボロになった衣服をまとって逃げまどう人々の写真から始まる。崩れ落ちた建物とさまよう人々のジオラマ、破壊された市街地のパノラマ模型、そして熱線、爆風、放射線による被害を遺品や遺物、写真でビジュアルに伝える。
 
 本館を出て、公園の中を原爆死没者慰霊碑、平和の灯、原爆の子の像と進み、元安川に架かる元安橋を渡った。世界遺産原爆ドームは、補強工事のための足場がのぞき見えた。相生橋の途中から公園に戻ると、観光客や修学旅行の児童生徒の姿がぐんと増えていた。
 
 
 午前1050分、バスは最後の目的地、安芸の宮島広島県廿日市市)へ向かう。宮島口からフェリーに乗り、11時半すぎに宮島桟橋に着いた。昼食場所でもある土産店「だいこん屋」から女性の観光ガイドが付いた。
 
 旅客ターミナルビルを出ると、さっそくシカのお出迎え。ガイドさんによると、シカは島内に約400頭いて、すべて野生という。シカせんべいは売っていないし、餌を与えないよう呼びかける掲示物も見られる。まち歩きマップはシカの好物のため、めったに土産店に置いていない。財布から札を出す時は要注意。レシートも食べるという。神の使いとされる奈良公園のシカとはずいぶん待遇が違うようだ。
 
 表参道商店街の一角にある、長さ7メートル以上の「世界一の大しゃくし」に立ち寄った。だいこん屋に入ると、製造直売の温かいもみじまんじゅうが1個ずつ手渡された。昼食はアナゴのひつ蒸し。焼きガキも付いた。
 
午後零時半すぎに店を出て厳島神社へ。社殿も大鳥居も海の上にあった。この日の満潮は午後1時半すぎということだった。
 
 混雑する神社の回廊や平舞台を一回りした。藤井フミヤの奉納コンサートが前日とこの日にあり、多数の機材が黒いビニールで覆われていた。
 
 神社を出ると自由行動。9本の幹を持つ大願寺のクロマツ(九本松)、五重塔、千畳閣などを経て商店街に戻り、突き当たりから道一つ北側の町家通りも歩いた。
 
 フェリーで宮島口に戻ったのは午後3時。新幹線で帰る人を広島駅で降ろし、広島空港(広島県三原市)に4時半ごろ着いた。空港の食堂でネギ盛りのお好み焼きを食べ、旅のグルメを締めくくった。(下の写真は厳島神社の高舞台、大鳥居)
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