成蹊学園ケヤキ並木 さわやかな風渡る

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 西東京市ウオーキング協会の6月例会は日曜の26日、JR中央線武蔵境駅前から成蹊学園ケヤキ並木=写真=など武蔵野市北部と、隣接する善福寺公園(杉並区)などを巡る約13キロの行程で行われた。
 
 午前930分、武蔵境駅23人が集合。駅の南口広場そばにある観音禅院の境内や墓地をはじめ、杵築大社の千本イチョウや富士山、中島飛行機武蔵製作所の工場引き込み線跡に造られた本村公園やグリーンパーク遊歩道など、比較的身近にありながら気付かなかった文化財、戦争遺跡などに感銘を受ける人が多かったようだ。
 
 武蔵野総合体育館周辺で昼食後、成蹊学園のケヤキ並木に北側から入り、正門側(五日市街道)へ抜けた。ケヤキは学園が池袋から現在の吉祥寺北町に移転した後の1924(大正13)年に植樹され、その並木は環境庁(当時)の「残したい日本の音風景100選」に選ばれた。この日は気温30度の真夏日を思わせる陽気だったが、さわやかな風の恵みを受けた。
 
 武蔵野八幡宮から東京女子大を訪れ、本館前庭の周囲だけ歩くことを許された。正門近くの看板に2種類の紙が貼り出されていた。1枚は、東大生の強制わいせつ事件に伴い、学生に学外での行動に注意を呼びかける警告文。もう1枚は大型スーパーから店内での通行マナーに苦情があり、おしゃべりに夢中になったり歩きスマホをしたりする迷惑行為を戒める内容だ。名門校にも内憂外患、というべきか。
 
 都立善福寺公園は下池側から上池側へ抜け、午後3時、西武新宿線上石神井駅前で解散した。