武蔵国の国府・府中の歴史学ぶ

イメージ 1
 西東京市郷土文化会の10月例会は3日、府中市郷土の森博物館であり、30人が参加した=写真。

 西武多摩川線是政駅から博物館に向かい2階の常設展示室へ。武蔵国府の祭りを起源に持つとされるのが「くらやみ祭」。4月30日から5月6日まで行われる様々な古式の神事やダイナミックなみこし渡御を記録した映像を見た。

 展示は、出土した旧石器から現代の自然環境のジオラマまで、大きく6つの時代に区分。府中のルーツといえる「古代国府の誕生」や「宿場のにぎわい」を再現した模型や豊富な発掘資料などに学芸員の解説が加わり、歴史や文化の理解を助けた。

 企画展示のテーマは「甲州街道と府中宿」(29日まで)。元の甲州街道は現在より南側にあったが、17世紀に付け替えられたとし、推定されるルートが図示されている。