ヒマラヤザクラ、見ごろは過ぎたけど 東京・品川

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 西東京市ウオーキング協会の今年最後の例会が日曜の1217日にあり、東京・品川区内の名物商店街を歩き、2カ所でヒマラヤザクラを見た=写真は弁天通り公園のヒマラヤザクラ。

 厳しい冷え込みの中、23人が参加し、JR山手線目黒駅西口を午前
10時すぎに出発。目黒通りを西に向かい、左の円融寺通りに入る。その後も何度か左折し、小一時間歩き詰めで東急目黒線武蔵小山駅前に。

 駅ビルで小休止を取り、駅前から東京で一番長いアーケード商店街といわれる武蔵小山商店街パルムに入った。ただ、パルムの公式ホームページには「東京一長い」のうたい文句はなく、「全長約800メートルに約250の店舗」「全天候型のアーケード」と紹介している。入り口付近の北側は再開発事業の影響で店はなく看板の壁になっている。どちらかというと若者好みの明るい店構えが多い印象だ。

 商店街が終わる中原街道を左折、構内を見学する予定だった星薬科大学は薬剤師の国家試験の日と重なり、入り口のアーチだけを見て通学路を逆に進み、戸越銀座商店街に出た。

 こちらの商店街は全長1.3キロ。店舗は約400あり、「関東有数の長さを誇る」と公言している。生鮮食品を扱う店が多く、近くに住む人がふらりと出てきて最寄り品を買っていくような親しみを感じさせる。

 途中で右に曲がり、八幡坂を上って区立の公園「文庫の森」で昼食タイム。ここから少し南の戸越公園の薬医門前にヒマラヤザクラが2本あるという。しかし、下見をした役員から「今年は咲くのが早く、残念ですがもう散ったはず」と伝えられており、遠目には「やっぱり」と落胆の声。

 区が設置した解説板によると、ヒマラヤザクラは1968年にネパール皇太子から熱海市に贈られた種子が最初とされる。花の時期は12月上旬から下旬(大阪府基準)。暖かい土地に適し、四季のある日本では育ちにくい。

 戸越公園のものは約20年前に区民から寄贈されたという。近づいてみると、ピンクのおしべが残っていたり、よく探すと5枚の花びらが咲き誇っていたりして、参加者を喜ばせた。

 戸越公園からは公園通り、南口商店街を抜け、三間通りを右に向かい、ちょっと北側に奥まった弁天通り公園のヒマラヤザクラを見上げた。ここの桜はピンクが少し濃く、日陰にはしっかりと咲く枝先を見ることができた。

 元の道に戻り、さらに西へ向かうと荏原町商店街。戸越銀座商店街を過ぎてここまでの商店街はどこも人通りが少なく、シャッターを下ろした店舗が目についた。

 目黒駅から約9キロを歩き、午後1時50分ごろ、東急池上線大井町線旗の台駅で解散した。(下の写真は左から、武蔵小山商店街、戸越銀座商店街
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