11月12日、隣の東久留米市の自動車教習所で高齢者講習を受けた。これで運転免許更新の第2関門を通過した。
第1関門の認知機能検査を10月に東京・府中試験場でパスした翌日、東久留米自動車教習所に高齢者講習の受講を予約した。府中で「混んでいるから急いで予約を」とせかされたのと、前回高齢者講習を受けて好感を持っていたので、迷わず選んだ。
受講者は男女各4人の計8人。みなさん、認知機能検査を済ませていた。逆走やブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違えなど一定の違反もない。
講習内容は実車指導、ビデオと折々の話(座学)、目の検査で合わせて2時間。受講料は6450円。
車に乗る前にコースの説明や一時停止、信号通過時などの注意があった。長い直線コースでは時速30キロを出すこと、一時停止は完全に停止し車体が停止線を越えないこと、段差に乗り上げたらすかさず強くブレーキペダルを踏む――が特に強調された。
車はマツダ車で運転席に1人、その後ろに1人、助手席に指導員が座る。私は運転1番目だった。もう3年以上車を運転していないから、シフトレバーの位置を指導員に教えてもらう。アクセルは少し踏み込んだだけで加速するから加減が難しい。
右左折や時速30キロのタイミングは指導員が指示してくれるから慌てることはない。前回講習であったバックの車庫入れがないのもありがたい。バックモニター付きの車が増え、やる意味がなくなったとか。
縁石乗り上げは実際にやるまで動作がわかりにくい。要するに、乗り上げた瞬間にガツンとブレーキペダルを踏み込んで止まればよいだけのこと。
運転を私と交代した女性は踏み込みが甘く、タイヤが停止ラインを20センチほどオーバーした。指導員は経験上すぐわかったと言い、「車から降りて、その目で見てください」に「あら、ほんと」。
講習だからチェックのみで点数はつけないが、検定ならば10点減点、指導員に補助ブレーキをかけられたら30点減点だそうだ。
運転では注意らしいものは受けなかったが、目の検査ではいくつか不安が残った。左目の視野が少し狭い。左右の角度を足すと平均の150度ギリギリ。「首でも安全を確認するように」とのことだ。
明るい所から暗い所に入って目が慣れる(視力が回復する)のに90秒かかり、判定は「劣っている」。しかし多くの人が60秒台~90秒で、「トンネルは早め点灯を」。
動体視力は年齢的に「ふつう」だが、30~50代の平均よりもやや低い。「高速道路では車間距離を十分とるように」。
目の検査結果は来週、武蔵野赤十字病院のリハビリ担当医に報告を求められている。来月は近所の眼科医院で視野検査をすることにもなっていて、目の健康に気をつけなければならない。