大丸用水~多摩川緑地公園 初夏の稲城市北部を歩く

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 西東京市ウオーキング協会の5月ミニウオーキング13日、30人が参加し、稲城市北部にある大丸(おおまる)用水~稲城北緑地公園~多摩川緑地公園のコースで行われた。
 
 西武多摩川線是政駅を午前950分ごろ出発。多摩川に架かる是政橋を渡ると、いちょう並木通りのそばに大丸用水が流れていた。
 
 大丸用水は多摩川から取水し川崎市登戸に至る農業用水で、17世紀ごろ造られたとされる。現在は親水公園として整備され、カモの親子やコイが泳ぐ様子を楽しめ、所々に小公園があった=写真。近年、多摩地方では珍しいレンゲ畑もあり、わずかに残った花がそれを知らせていた。
 
 用水がいちょう並木通りと交差し、水路が道路の下をくぐる地点(東長沼)で住宅地に入り、大丸谷戸川を越えて北緑地公園へ。給水・トイレ休憩をとる。
 
 公園北側のサイクリングコースを少し進んだところで井上要三会長の植物解説があった。ムラサキツメクサアカツメクサ)の群落の中に、花が枯れて茶褐色になったような植物があり、「マメ科植物などに寄生するヤセウツボ」だった。
 
 このあと、多摩川緑地公園のアカシア林が終わり、堤防に上ったところで、黄色い花びらが鮮やかでコスモスに似たオオキンケイギクの群生を見るのだが、どちらも繁殖力が強く歓迎されざる外来植物ということだった。
 
 耐震補強工事中の稲城大橋をくぐると、ハリエンジュ(別名ニセアカシア)の木が続くアカシア通り。高木の最上部に花房が残っているものがわずかにあった。「5月の大型連休中なら花盛りで香りもすばらしかったはず」と井上さん。
 
 このコースはサイクリングロードよりも下にあるため自転車の通行はない。気温25度を超える夏日だったが、新緑がつくる木陰を安心して歩け、初めてここに来た人は「高原の雰囲気。いいコース」と喜んでいた。
 
 正午ごろ、JR南武線矢野口駅北口付近で解散。是政駅から歩いた距離は約6キロ。(下の写真は左から要注意外来生物のヤセウツボ特定外来生物オオキンケイギク
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