震災復興の東松島行きを決断

 1カ月後に、東日本大震災で大きな津波被害を受けた宮城県東松島市を訪ねるバスツアーに参加するため、1月8日、JR武蔵野線新秋津駅みどりの窓口で仙台往復の乗車券と東北新幹線特急券を買った。

 

 ツアーは一般財団法人3・11伝承ロード推進機構が企画し、近畿日本ツーリスト仙台支店が実施に協力する「東松島日帰り伝承ロードバスツアー」。仙台駅発着で、1月19日から2月10日まで全10回行う。参加費は大人1万円。

 

 東松島では座学で語り部から団地造成の話を聞き、現地を見学。さらにJR仙石線の移設痕跡や手作り避難所などの「震災記憶」を訪ねる。午後は市震災復興伝承館で震災の教訓を伝える映像を見て館内を見学し、震災遺構の鉄道駅プラットホームに立ち寄る。最後に奥松島観光が1時間ある。

 

 東北ファンクラブのメールでこのツアーを知り、すぐに心が動いた。今年は三陸海岸をバイクでツーリングする計画があるし、JRジパング俱楽部の割引サービスは何年も利用せず、無駄に年会費を払ってきた。

 

 あとは東京から日帰りするか、宿泊して仙台観光を欲張るか。10回の実施日のいつを選ぶか。いろいろ考えた末、2月8日に日帰りと決めた。最後の楽しみは仙台名物牛タンを賞味すること。

 

 心配は各回15人が集まらないとバスツアーが中止になる可能性があることと、当日、鉄道に事故などのトラブルがあることだ。3線を乗り継ぎ仙台駅午前9時集合だから、どの電車もダイヤ通りに運行して遅延がないよう願うばかりだ。