環境フェスティバル(西東京市主催)とアースデイフェアin西東京(実行委員会主催)は5月27日、いこいの森公園などを会場に同時開催された。好天に恵まれた日曜日とあって、たくさんの出し物に家族連れなど市民がどっと繰り出した。
原っぱ広場のフリーマーケットには93店舗が店開きした。フリーマーケットは毎月1回、エコプラザと市役所田無庁舎広場で交互に開かれているが、1カ所では過去最多という。訪れた人は「全部は見て回れない」と戸惑うほどだった。
省エネ、ごみ減量、環境保全などを呼びかけるテント群の一つで市がゴーヤの苗の無料配布を行ったところ、400鉢が30分足らずで品切れとなった。田無緑化組合は寄せ植え講習会を4回行ったが、各回5人を選ぶのに毎回2~3倍の希望者がいて、じゃんけんで決めるほどの人気だった。
公園内のパークセンターでは、環境問題だけでなくまちづくりや東日本大震災の被災地支援のために活動する団体の展示、販売が行われた。公園に隣接する谷戸小の体育館ではライブステージがあり、西東京のゆるキャラであるめぐみちゃん(農産物)、福しんごうくん(社会福祉協議会)、キャラ丸(アニメ)、ドク丸(同)、そらぽん(電波塔)と全国区のZAQ(ざっくぅ=ケーブルテレビ)の着ぐるみが勢ぞろい。音楽に合わせて踊ったり、子どもたちと記念写真に収まったりしていた。このほか紙芝居、人形劇、ダンス、ストレッチがあり、母子で楽しむ姿が目立った。
二つのイベントの同時開催は2年目だが、昨年は雨天のため野外の出し物の多くが中止となった。