雨中の浜離宮庭園、雨上がりの東京港クルーズ

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 民間有志でつくる北多摩自然環境連絡会の今年度1回目のウォッチングが4月25日、東京都中央区浜離宮恩賜庭園東京港であった=写真は浜離宮庭園。高層ビル群が雨にかすむ。

 東京地方に午前中、強風と大雨の予報が出ていたが、19人が参加。都営地下鉄大江戸線汐留駅に集合し、大手門から浜離宮庭園に入った。

 花木園の先の休憩所で、都立庭園ガイドボランティアの人から江戸城の出城であったことなど、主に歴史的な役割を聞く。

風雨が心持ち和らいだのを見て、外の周遊に出た。海水の池に架かるヒノキ造りのお伝い橋を渡り、明治初期まで園遊会が行われていたという桜の林を通り、鴨場(かもば)の仕掛けを見るなどして休憩所に戻るころ、ようやく雨脚が弱くなった。

昼食中に、担当者が都港湾局に電話をして、予約してある視察船「新東京丸」の午後便が出航することを確認。それが伝えられると、参加者たちから「よかったぁ」と喜びの声が上がった。

傘やかっぱをしまい込み、中の御門を出て、新東京丸の乗船場の竹芝小型船ターミナルへ向かう。ターミナルで職員に聞くと、午前10時の1便目は欠航したという。

午後1時30分発の2便目には私たちを含めて35人が乗船した。60人乗りなので、1階の客席だけでも余裕があった。

出航してすぐ右に見える日の出ふ頭、芝浦ふ頭、レインボーブリッジをくぐって品川ふ頭、大井コンテナふ頭と移るたびに係留されている船舶や荷物、大型クレーン群などについて説明があり、輸入や移入の役割の大きさを知る。

貨物の扱いだけでなく、2020年東京五輪馬術会場となる「海の森」、江東区大田区が帰属を争っている埋め立て地、築地からの移転が遅れる豊洲市場など今日的な話題の風景も多い。波が高いため運行ルートが少し短縮されたとはいえ、見どころ満載の1時間15分だった。(下の写真は都の視察船「新東京丸」とその船内)
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